街なかの''生き物''たちの''動物''情報

動物の街での生息種一覧

生き物のうち動物を写真とともに一覧にしました。街の動物相を観覧ください(順不同)。注目する点として、哺乳類のアブラコウモリ、両生類のアズマヒキガエル、昆虫類のアカタテハが確認されたことです。温暖化の指標とされる蝶類のツマグロヒョウモンも多く確認されました。

街なかの動物

昆虫類

チョウ

チョウ類は、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、ツバメシジミ、モンシロチョウ、イチモンジセセリ、アカタテハ、アゲハチョウ、アオスジアゲハ、クロアゲハの9種が観察されました。

  • ヤマトシジミ
    チョウのなかで最も多く観察されました。食草のカタバミは、可憐な黄色の花をつけますが、生命力が非常に強く、わずかな植栽地やコンクリートの隙間にも生育出来ます。羽根を閉じると地味ですが、開くとコバルトブルーのきれいな羽根です。
    ヤマトシジミヤマトシジミヤマトシジミヤマトシジミヤマトシジミヤマトシジミ

  • ツマグロヒョウモン
    冬季の気温が上昇しているため、関西以西から関東地方まで進出してきた種です。温暖化の指標のような扱われ方をしています。でも、きれいなチョウですね。地味な方が雄、きれいな方が雌です。
    ツマグロヒョウモンツマグロヒョウモンツマグロヒョウモンツマグロヒョウモン

  • ツバメシジミ
    地味な紋様ですが、よく見るときれいなチョウです。「ツバメ」という名前は、後翅に尾状突起をもつことから名付けられました。ハギの仲間が食草なので、植栽されていたヤマハギに産卵していました。
    ツバメシジミツバメシジミ

  • モンシロチョウ
    一番馴染み深い種類のチョウですね。ひらひらとけっこう早いスピードで飛びます。アブラナ科の植物が食草です。
    モンシロチョウモンシロチョウ

  • イチモンジセセリ
    セセリチョウのなかで唯一観察されました。このチョウも割合多く見られました。ススキ、ヨシ、エノコログサなどを食草としているので、河川の河原や雑草地で発生しているようです。
    イチモンジセセリイチモンジセセリ

  • アカタテハ
    このチョウが生息するとは思っても見ませんでした。わずかな食草のカラムシから発生していました。幼虫は、外敵から身を守るため、葉を内側にとじ合わせて巣を作ります(左側の写真)。中央の写真は、さなぎですが、きれいな金色の模様があります。
    アカタテハアカタテハアカタテハ

  • ナミアゲハ
    アゲハチョウといえばナミアゲハというくらいみんなが知っているチョウです。幼虫の植樹であるミカンやキンカンなどの柑橘類が庭木として多くありますし、春〜秋に何回も発生するため見かけやすいと思われます。意外に早く飛び、じっとしていません。



  • アオスジアゲハ
    高いところを飛び、なかなかじっとしていないチョウで、写真は撮れませんでした。クスノキが食草なので、街路樹や公園の植栽木として植えられことが多く、まだまだよく見られるチョウのひとつだと思います。クスノキは、しょうのうの原料として、虫除けになるものですが、アオスジアゲハの幼虫はそれを食べて大きくなります。
  • クロアゲハ
    アゲハチョウとならぶ子供たちのあこがれのチョウですね。幼虫の植樹であるミカンやキンカンなどの柑橘類が庭木として多くありますし、春〜秋に何回も発生するため見かけやすいと思われます。意外に早く飛び、じっとしていません。写真は、西亀有せせらぎ公園で撮影したものです。
    クロアゲハ

トンボ

トンボ類は、アキアカネ、ノシメトンボ、ギンヤンマ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ、シオカラトンボが確認されました。

  • アキアカネ
    秋に山から下りて来ます。最も多いトンボでした。西亀有せせらぎ公園では、羽化後の殻が見つかりましたので、繁殖していると思われます。
    アキアカネアキアカネアキアカネ

  • ノシメトンボ
    亀有の小学校で確認しました。トンボのなかで一番ののんびりやさんです。赤トンボのなかでは最も大きいトンボです。名前の由来は、胸の模様が、武家礼服ののしめ模様に見立てたものだそうです。
    ノシメトンボ

  • ギンヤンマ
    白鳥の曳舟川親水公園で確認しました。比較的明るい池を好み、水生植物の茎に雌雄で産卵します。
  • ショウジョウトンボ
    亀有の曳舟川親水公園で確認しました。夏に見られる真っ赤なアカトンボです。真っ赤になるのは、雄だけで、雌は成熟しても見栄えのしないオレンジ色です。
  • コシアキトンボ
    小菅の古隅田川親水公園で確認しました。黒褐色の体の腰に白いバンドがあるのが名前の由来です。地方によって、電気トンボとかパンダトンボとか呼ばれています。少しくらい水が汚れていても生息しています。
    コシアキトンボ
  • シオカラトンボ
    亀有の曳舟川親水公園で確認しました。トンボのなかでは代表種だったはずなのに、昔は多かったけど、今は減っているような気がします。雄は成熟すると塩をかけたようにしろっぽくなります。成熟した雌は、ムギワラトンボの愛称で呼ばれています。
    シオカラトンボ

セミ

亀有周辺では、セミ類は、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの3種が確認されました。
NACOTが2007年夏に都内で実施したセミの脱け殻調査の結果では、都内でこのほかニイニイゼミ、ヒグラシ、クマゼミが確認されています。NACOT調査によるセミの脱け殻調査結果ダウンロードページにアクセスして詳細をご覧ください。

  • アブラゼミ
    一番多く観察されたセミです。昔から、亀有には最も多く生息していました。夏には夜に幼虫を捕まえて、羽化する様子を観察しました。
    アブラゼミ

  • ミンミンゼミ
    最近になって生息するようになった種です。足立区の中川公園など新しく造成された場所で確認されました。植栽された樹木とともに運ばれてきた可能性が高いと思われます。
    ミンミンゼミ

  • ツクツクボウシ
    昔は、夏休みの終わりに近づくと各所で鳴き声が聞かれ、子供心に夏休みの終わりを感慨しましたが、いまではほとんどいなくなってしまいました。2008年は亀有5丁目で1カ所、3丁目で1カ所、大谷田南公園で1カ所確認したのみです。
    ツクツクボウシ

カマキリ・他

  • チョウセンカマキリ
    西亀有のカンタンの里で観察しました。肉食のカマキリが狭い環境でもいるもんですね。分布は本州、四国、九州、対馬などです。後翅の前縁部と中央にならぶ暗褐色の短いすじがあり、左右の前脚の間の胸はやまぶき色をしています。
    チョウセンカマキリ

  • コカマキリ
    亀有の小学校で確認しました。分布は本州、四国、九州、対馬などです。体色は褐色もしくは薄い紫褐色で、前胸腹板には黒色帯があり、左右のカマの内側には2ヶ所の黒い模様がある。林縁の草むらや河川敷の草が生い茂った場所に生息し、地上性が強いといわれています。
    コカマキリ

  • ハラビロカマキリ
    亀有の小学校で確認しました。分布は本州、四国、九州、対馬などです。体色は緑色で、前翅に白い斑点があります。鎌の前に3から5ぐらいの突起がある。他のカマキリに比べ、腹部は幅が広く見える。樹上性で、林縁の日当たりの良い木の上や開けた草原の樹上に生息している。
    ハラビロカマキリ

  • オンブバッタ
    西亀有せせらぎ公園のカンタンの里で観察しました。下の大きい個体が雌で、上の小さい個体が雄です。雌に雄がしがみついていることから、オンブバッタと名付けられました。
    オンブバッタ

  • セスジツユムシ
    白鳥の曳舟川親水公園で確認しました。ツユムシに似ていますが、背中に茶色のスジがあるため、セスジツユムシと名付けられました。
    セスジツユムシ

  • クビキリギス
    西亀有せせらぎ公園のカンタンの里で観察しました。確認された個体は、褐色型でした。関東以西に分布し、草原などに生息します。春に「ジーーー」と鳴きます。
    クビキリギス

  • ショウリョウバッタ
    亀有の中之台小学校で体の大きい雌を確認しました。。雄は、雌の大きさの半分くらいしかありません。飛ぶときに「チキチキチキ」と鳴きながら飛ぶので、チキチキバッタとも呼ばれます。写真は、大谷田公園で捕まえた褐色型です。
    ショウリョウバッタ

  • エンマコオロギ
    亀有、西亀有の民家沿道から鳴き声が聞かれました。コオロギ類のなかでは大型で、コロコロリーと割合大きな声で鳴きます。人家周辺に多い種類ですが、雑草地の少ない街なかでは少なくなっています。
  • カンタン
    西亀有せせらぎ公園のカンタンの里で鳴き声を確認しました。毎年、同地で発生している貴重な環境と種類です。
  • アメンボ
    葛西用水親水公園、曳舟川親水公園、八ケ村落とし親水緑道で確認しました。水生昆虫のなかでも最もなじみ深い種類ですね。アメンボの名前の由来は、捕まえるとちょっと甘い飴のような臭いを出すことから名付けられました。
    アメンボ
  • オオスカシバ
    西亀有せせらぎ公園で確認しました。器用に飛びながら蜜を吸いますね。植栽樹のアベリアの蜜を吸っていました。幼虫はクチナシを食草とするので、都会でもかつては見られたが、最近は減っているようですね。
    オオスカシバ
  • フタモンアシナガバチ
    亀有の住宅地で確認しました。性質はスズメバチに比べればおとなしく、巣を強く刺激しなければまず刺してはきません。餌は、チョウやガの中型や小型の幼虫、つまりケムシやアオムシの類を狩ることが多いといわれる。
    フタモンアシナガバチ
  • イエバエ
    亀有の小学校で見つけました。昔はぶんぶんとどこのでもいたものですが、最近はめっきり見る機会がなくなりました。
    イエバエ

両生類

両生類は、アズマヒキガエルを確認しました。また、水元公園にはウシガエルが多数生息しています。

  • アズマヒキガエル
    西亀有のせせらぎ公園では成体で、東綾瀬公園では卵塊で確認しました。東綾瀬公園では、卵塊で確認されていますので、まだ繁殖できる個体数がいるようです。陸生で繁殖期以外に積極的に水場に近づくことはありません。夜行性で、昼間は石や倒木の下などで休息しています。民家の庭等に住みつくこともあり、人間の身近で生活する動物とも言えます。東京都版レッドデータブックCランク環境省レッドデータブック準絶滅危惧に相当する種)に指定されています。
    アズマヒキガエル

  • ウシガエル
    水元公園で確認しました。外来種です。秋季にはたくさんの幼体が見られました。在来種を脅かす特定外来生物として、輸入、販売、頒布、譲渡、飼養が制限を受け、放流することが禁止されています。最高三年の懲役、または三百万円の罰金刑の対象となります。また、国際自然保護連合(IUCN)の「世界の侵略的外来種ワースト100及び日本生態学会による日本の侵略的外来種ワースト100」に選定されています。
    ウシガエル

爬虫類

爬虫類は、ヤモリ、カナヘビ、クサガメ、ミシシッピアカミミガメの4種が確認されました。

  • ヤモリ
    亀有の我が家の外壁にいた幼体を確認しました。また、西亀有せせらぎ公園では、夜間に成体を確認しました。ヤモリとは「家守」に通じ、害虫を食べてくれる益獣として人から大切にされてきました。餌の少ない街なかでもまだ生息しているのですね。東京都版レッドデータブックのCランク(環境省レッドデータブックの準絶滅危惧に相当する種)に指定されています。なお、日本生態学会では、ニホンヤモリを外来種として扱っています。
    ヤモリ

  • カナヘビ
    西亀有せせらぎ公園のカンタンの里でひなたぼっこをしている個体を確認しました。尾が長く、外敵に襲われると切れてしまうことがあります(自切)が、また再生してきます。
    カナヘビ

  • クサガメ
    小菅の水再生センター屋上の池で確認しました。在来種ですが、人工の池なので誰か放流した個体ですね。水棲傾向が強く水底をよく徘徊しますが、陸に上がり日光浴をしている姿がよく見られます。
    クサガメ

鳥 類

鳥類は、写真撮影が難しく、撮影できた種類は少ないです。よく見られる種類は、スズメ、ヒヨドリ、ハシブトガラスです。曳舟川親水公園や古隅田川親水緑道では、カルガモやコサギが確認されています。また、冬季には、冬鳥や郊外にいた留鳥も街なかにやってきます。

  • スズメ
    亀有、西亀有、白鳥、足立区等々、まだ人家周辺で観察できますが、確実に個体数は減少しています。古い家屋がだんだんと少なくなり、営巣環境が減少しているようです。
    スズメ

  • ムクドリ
    亀有、西亀有、中川公園で確認しました。雑食性で、植物の種子や果物、虫の幼虫などを好んで食べます。地面に降りて歩いて虫などを探すこともあれば、木の枝に留まって柿などの熟した実をついばみます。亀有では甘い柿を食べに民家の庭先にやってきました。
    ムクドリ

  • キジバト
    亀有、西亀有、中川公園で確認しました。雑食性で、植物の種子や果物、虫の幼虫などを好んで食べます。地面に降りて歩いて虫などを探すこともあれば、木の枝に留まって柿などの熟した実をついばみます。ドバトと違って、デデーポッポーと鳴きます。
    キジバト

  • コサギ
    亀有の曳舟川親水公園や小菅の古隅田川親水公園で確認しました。両地点とも餌の魚を捕る様子が観察されました。魚類、ザリガニなどを足で追い出すようなしぐさをして、物かげから獲物を追い出して捕まえます。
    コサギ

  • ハクセキレイ
    亀有の街なかや民家の庭先、足立区の中川公園で確認しました。かつては北海道や東北地方などで繁殖が観察されていましたが、近年繁殖地を関東・中部などへと拡げ、現在は東日本では普通種です。主に水辺に生息しますが、水辺が近くにある場所ならば畑や市街地などでもよく観察されます。
    ハクセキレイ

  • メジロ
    亀有の民家の庭先や足立区の中川公園で確認しました。中川公園では、誰かの置いたパンくずを食べにきていました。メジロは甘い蜜を好み、市街地でも庭木や街路樹などの花を巡って生活しています。そのため昔から人々に親しまれた鳥でした。鳴き声は美しいですが、冬季には「チィーチィー」と地鳴きします。冬のサザンカの蜜をよく吸いにきています。冬季には漂鳥として街なかに現れます。
    メジロ

  • ウグイス
    西亀有の民家の植え込みで確認しました。普段は見かけないウグイスですが、冬季は漂鳥として、平野部や街なかにも渡ってきます。「ジッジッ」と地鳴きします。
    ウグイス

  • ジョウビタキ
    足立区の中川公園で確認しました。冬鳥として渡来してきた種類です。オレンジ色がきれいな雄個体でした。雌は地味な色合いをしています。
    ジョウビタキ

  • ツグミ
    亀有の中川の土手で確認しました。冬鳥として渡来してきた種類です。冬季には、開けた草地や芝地などに現れます。かすみ網で密漁されることが多く、近年、個体数を減らしています。
    ツグミ

  • イソシギ
    亀有の中川の川辺で確認しました。東京湾などの海辺や河川に見られる種類ですので、川沿いに亀有までやってきたのでしょう。
    イソシギ

  • ユリカモメ
    中川や水元公園で確認しました。冬季になると中川上空ではたくさんの個体が川の上空を舞っています。伊勢物語の東下りで、「白き鳥の、嘴と脚と赤き、鴫の大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ」と書かれ、「名にし負はばいざこと問はむ都鳥 わが思ふ人はありやなしやと」と詠まれた「都鳥」は、チドリ目ミヤコドリ科のミヤコドリではなく、このユリカモメであると言われています。また、歌に詠われた場所は、現在の墨田区隅田川でなく、武蔵国(足立区)と下総国(葛飾区)の境界を流れていた古隅田川(ふるすみだがわ)であると言われています。
    ユリカモメ

  • コアジサシ
    初夏季に、新宿6丁目再開発地の造成裸地でコアジサシが頻繁に降下したり、舞う姿が確認されました。その付近の中川で採餌行動も見られました。金町在住のASさんからの情報では、数年前から造成裸地で繁殖しているようです。主な採餌は水元公園との情報です。開発計画がおくれているため、今年も繁殖が行われています。
    コアジサシ

  • セグロカモメ
    冬季に中川上空で確認しました。冬鳥として渡来し、本州の海岸や港湾、河口などに多く生息します。ユリカモメよりも一回り大きい鳥です。川沿いに飛んできたのでしょう。

  • カルガモ
    亀有の曳舟川親水公園と古隅田川で確認しました。小菅の古隅田川親水公園では、小菅小学校の4年生たちがかわいい雛を連れたカルガモ家族を確認し、繁殖が確認されています。留鳥で、街なかにも馴れて生息しています。
    カルガモ

  • ヒドリガモ
    亀有の中川で群れを確認しました。冬鳥として渡来してきました。雄の顔の黄色のラインと「ピュー」という口笛のような高い声で鳴くところが特徴です。
    ヒドリガモ

  • ヒヨドリ
    亀有、西亀有、白鳥で普通に確認しました。留鳥ですが、冬季には山から下りてくる個体がいるため確認しやすくなります。民家の甘い柿を食べに来ていました。「ピーヨピーヨ」と繰り返し鳴くのが特徴です。スズメやハシブトガラスとともによく見られる種類です。
    ヒヨドリ

  • シジュウカラ
    亀有の民家庭先の梢で確認しました。留鳥で、林に生息しますが、冬季には樹木が多い住宅地にもやってきます。タキシードのような胸の黒い帯と「ツツピーツツピー」と繰り返し鳴くのが特徴です。
    シジュウカラ

  • カワウ
    亀有の中川の中川橋付近で確認しました。留鳥で、中川ではよく見られる種類です。魚を補食するので、水中によく潜ります。中川に魚が多いということでしょうか。羽根を乾かす日光浴をしている姿も見られます。地方では、アユなどの水産魚種を食害する鳥として駆除すべきかどうか問題になっています。
    カワウ

  • オナガ
    足立区中川の岡田氏屋敷林や亀有の蓮光寺付近、西亀有せせらぎ公園、葛西用水親水公園などの林で確認しました。平地から低山地の比較的明るい森林や竹林を好み、秋季から冬季には市街地などでも群れで観察されます。姿は美しいですが、カラスの仲間なので、鳴き声は「ギューイギュイギュイ」とけたたましく鳴きます。よく庭先に植えたピラカンサスの実を食べに来ます。
    オナガ

  • ハシブトガラス
    亀有、西亀有、白鳥、足立区中川など各所で確認しました。全国のいろいろな場所に留鳥として生息し、市街地のビル街などの条件の悪い環境でも繁殖します。葛飾区では、カラスがゴミを漁れないように、カラス防除ネットを配布しています。
    ハシブトガラス

  • ドバト
    亀有駅、亀有公園や中川公園などで確認しました。カワラバトという外来種が野生化したものです。日本全国で普通に見ることができます。特に都市部を中心に非常に多く見られ、増え続けています。最近では、各地で餌やり禁止を呼びかけられています。日本生態学会の「日本の侵略的外来種ワースト100」に選定されています。
    ドバト

哺乳類

街で観察された哺乳類は、アブラコウモリとクマネズミでした。

  • アブラコウモリ
    アブラコウモリは、住家性のコウモリで、イエコウモリとも呼ばれ、昔から街なかで見られました。夜行性で、昼間はねぐらで休み、夕方から夜間に飛び回り、明け方ねぐらに帰ります。家屋の瓦の下、羽目板と壁の間、戸袋の中、天井裏、換気口など建物の隙間などを主なねぐらとしています。
    子供の頃は、夕方になるとたくさん舞っているコウモリいる空に石など投げると、超音波で反応して集まってくる様子を楽しむ遊びもできたくらいです。
    葛西用水親水公園や亀有香取神社、古隅田川、西亀有せせらぎ公園などの上空を飛んでいる姿がまだ確認されました。餌になる小昆虫や住み家となる古い家屋が減っているので、観察できる機会は減っています。
    アブラコウモリ

  • クマネズミ
    また、我が家では、家を建て直す5年前までは、クマネズミがいましたが、いまではいません。先日、亀有5丁目のバス通りを夜中に横切る姿を確認しました。ビルなどの飲食店にはいるかもしれませんね。深夜の地下鉄のホームで電車待ちをしていると、クマネズミがひょっこり姿を現すことがあります。
    クマネズミ

それから、都内の地下鉄にはドブネズミが時々観察されますが、亀有ではいるのでしょうか?ひっそりと暮らしているかもしれませんね。


魚類

魚類は、モツゴ、ニゴイ、メダカ、スゴモロコ、タモロコ、カダヤシ、ギンブナ、コイ、ブルーギルの9種が確認されました。モツゴ、メダカ、スゴモロコ、カダヤシの写真は、小菅の古隅田川で実施された葛飾区の自然環境調査で採捕された個体です。

  • モツゴ
    古隅田川曳舟川親水公園、八ケ村落とし親水公園で確認しました。これらの親水公園は、いずれも足立区と埼玉県の境にあり、中川と綾瀬川を結ぶ花畑運河から取水した水を流しているので、稚魚が流下して多く生息するようになったと思われます。
    上向きにすぼまった口の形状からクチボソ(口細)の別名のほうがなじみ深いです。湖沼や河川下流域、用水路など幅広く生息します。水質汚濁や環境変化への適応力が高く、富栄養化が進んだ池沼や川などにも定着しています。
    モツゴ

  • ニゴイ
    葛西用水親水公園の東和親水公園前で確認しました。これらの親水公園は、いずれも足立区と埼玉県の境にあり、中川と綾瀬川を結ぶ花畑運河から取水した水を流しているので、稚魚が流下して多く生息するようになったと思われます。
    形態がコイに似ていることからニゴイというネーミングが付けられました。地方によっては、ミゴイ、キツネゴイと呼んだりします。
    ニゴイ

  • メダカ
    亀有の曳舟川親水公園で確認しました。在来種で、環境省レッドデータブックの絶滅危惧種に指定されています。夏〜秋には、メダカの学校が観察できます。放流したとは思えないので、上流から流下した個体の可能性が高いです。全国にいくつかの地域的な遺伝個体群存在しました。しかし、一時期、保護熱が高まり、誤って遺伝的な違いを配慮せずに本来その地域に放流すべきでない他の地域産のメダカや飼育品種のヒメダカなどを放流した例が多くあります。明らかに本来の遺伝的集団を破壊する行為ですので、安易にメダカを放流するのは厳禁です。
    メダカ

  • スゴモロコ
    古隅田川親水公園で確認しました。元来は琵琶湖固有の魚ですが、今では琵琶湖産の稚アユの放流に混じって各地に分布するようになり、利根川水系にも急速に分布を広げた国内移入種です。江戸川などでは、多く生息しています。
    スゴモロコ

  • タモロコ
    古隅田川親水公園で確認しました。元来は、西日本の魚ですが、今では稚アユの放流に混じって各地に分布するようになり、利根川水系にも全国に分布を広げた種類です。国内移入種のなかでは、比較的昔から分布を広げた種類です。水元公園江戸川などでは、多く生息しています。
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  • カダヤシ
    古隅田川親水公園で確認しました。北アメリカ原産の外来種です。繁殖力が強くと成長が早いため、卵や稚魚を多く捕食するので、近年のメダカ減少の原因の一つにも挙げられています。いつの間にかメダカがカダヤシに置き換わっていたということもあります。在来種を脅かす特定外来生物として、輸入、販売、頒布、譲渡、飼養が制限を受け、放流することが禁止されています。最高三年の懲役、または三百万円の罰金刑の対象となります。また、国際自然保護連合(IUCN)の「世界の侵略的外来種ワースト100及び日本生態学会による日本の侵略的外来種ワースト100に選定されています。
    カダヤシ

  • ブルーギル
    葛西用水親水公園の東和付近で確認しました。北アメリカ原産の外来種です。繁殖力が強くと成長が早く、他種の卵や稚魚を多く捕食するので、在来種の減少に拍車をかけています。在来種を脅かす特定外来生物として、輸入、販売、頒布、譲渡、飼養が制限を受け、放流することが禁止されています。最高三年の懲役、または三百万円の罰金刑の対象となります。また、日本生態学会による日本の侵略的外来種ワースト100に選定されています。
    ブルーギル

  • ギンブナ・キンギョ
    八ケ村落とし親水緑道で確認しました。マブナとも呼ばれ、一般的にフナといえば本種を示します。日本全国に広く分布し、主に池沼や河川の下流など比較的流れの緩やかな場所に生息します。ギンブナと呼ばれるフナ類はほとんどが雌であり、無性生殖の一種、雌性発生をすることが知られています。また、キンギョも見られました。
    ギンブナ金魚

その他

  • ウスカワマイマイ
    亀有の血液センタ−のわずかな雑草地で確認しました。小さなカタツムリの一種です。もともと人里の畑地周辺などに生息する種で、比較的乾燥に強い種類です。
    ウスカワマイマイ

  • モノアラガイ
    亀有の中之台小学校ビオトープで確認しました。在来種で、環境省レッドデータブックの準絶滅危惧種に指定されています。ほぼ一年中観察できます。放流したとは思えないので、植栽した水生植物に付着してきた可能性が高いです。
    モノアラガイ

  • シジミ属の一種
    葛西用水親水公園、曳舟川親水公園に生息しています。曳舟川親水公園では、夏季にたくさんの死貝が見られました。近年、近縁のタイワンシジミが放流され、マシジミの生息場でタイワンシジミが見つかると、3〜4年でマシジミが消失し、タイワンシジミに置き換わる現象が確認されています。マシジミやタイワンシジミは精子側の遺伝子のみが遺伝するため、タイワンシジミの精子をマシジミが吸い込み受精すると、子供はすべてタイワンシジミになるという特異的な現象が起こります。マシジミとタイワンシジミは、とても似通っており、観察された個体は区別できなかったので、シジミ属の一種としました。タイワンシジミ種群は、特定外来生物に指定されていませんが、環境省要注意外来生物リストに含まれています。

  • ジョロウグモ
    亀有の民家の生け垣で確認しました。秋のクモの代表種ですね。雄はとても小さく、雌は大きく色彩が鮮やかです。馬のひづめ形をした馬蹄形円網という大型で金色に輝く網を張ります。
    ジョロウグモ

  • ハエトリグモ(アダンソンハエトリ)
    亀有の民家で確認しました。住家性の春から夏のハエトリグモの代表種ですね。ピョンピョンと跳ねて獲物を捕まえます。まるで、害虫から家を守っているようです。
  • オカダンゴムシ
    亀有、西亀有、白鳥、堀切など各地で普通に観察されました。普通にダンゴムシとも呼ばれ、人家周辺でよく見かけます。ダンゴムシという名は、刺激をすると、腹面を内側に丸まり、ほぼ完全な球形になることから名付けられました。子ども達の良い遊び相手です。西亀有のカンタンの里では、夜間には、背の高い草本や樹木の上まで這い上がっている様子が観察されました。
    ダンゴムシ

  • ナメクジ
    亀有の民家の庭で確認しました。ナメクジは分類学的にはカタツムリと同じグループ(目)に属し、カタツムリの一種とも言えます。カタツムリの貝殻が徐々に退化して小さくなり体内に入って見えなくなればナメクジになるとというわけです。人里の畑地周辺や人家周辺などに生息する種ですが、最近は見かけなくなりました。
    ナメクジ

  • クロイロコウガイビル
    亀有の民家の庭で確認しました。ヒルの名がついていますが、扁形動物のプラナリアの仲間です。完全な肉食性で、ナメクジやカタツムリ、ミミズなどを食べて生きています。森林にも生息しますが、人家周辺でも見られます。
    クロイロコウガイビル

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