小学生のみんなへメッセージ
サイトを見に来てくれた小学生のみなさんへ
このサイトについて
このウェブサイト(ホームページ)は、自然観察指導員の作者が、自然の少ない街のなかでも、生き物の観察や生息環境が出来ることを調べた結果を公表しているものです。
自分のまわりの自然環境に興味をもってみよう
私のまわりの環境は、このサイトで述べているように、東京都の市街地です。生活には便利ですが、緑も自然もとても少ない環境です。
では、みなさんの家のまわりや近くは、いったいどんな環境なのでしょうか。
このページでは、みなさんの身近な環境について興味をもってもらうために、みなさんを身近な自然観察へお誘いしたいと思います。
まずは、自然環境についてお話しましょう
さて、生き物たちは一体どんな環境にいるのでしょうか。
多くの動物は、植物に頼って生存しているので、植物の生育していない環境では、動物も生息する数が少なくなってしまうのが一般的です。
かといって、人の手の加わっていない自然環境が一番生き物が多いかというと、そう単純にはいいきれません。
意外に人の手が加わった雑木林や水田のある里山も生き物たちも多い環境であったりします。
このような植物と動物の関係を生態系(せいたいけい)という言葉を使うことが多いです。
生態系とは、簡単にまとめると「気候や地形、水などの条件のもとで、植物と動物がおたがいに依存・共存しあって成り立っている関係とその状態」といえます。
なお、生態系をあらわすものとして、食物連鎖(しょくもつれんさ)という言葉もよく出てきます。食物連鎖は簡単にいうと、「生産者である植物に消費者である動物が依存する関係」といえます。実際には、この関係はもっと複雑で、動物のなかでもさらに食う食われる関係があります。
ただ、基本的には植物の存在なくしては、動物も生息できないので、自然環境を見るときに植物というのはとても重要なものといえます(ただ、その植物も気候や地形・地質、水条件などに環境の違いにより、大きな影響を受けています)。
環境を植物を使って実際に調べてみよう
身近な自然環境を見るうえで、ここでは生態系の土台となる植物について考えてみましょう。
みなさんはどこの都道府県市町村に住んでいますか?(ちなみにこのサイトの訪問者ランキングは、1位東京、2位埼玉、3位千葉、以下北海道、神奈川、愛知、静岡、兵庫、青森、新潟、福岡、沖縄など、様々な地域から訪問していただいてます)
東西南北、平地から山地まで、その地域ごとに、さまざまな環境があると思います。
さて、それではみなさんの住んでいるまわりは、いったいどんな環境といえるか、植物を基準に考えてみましょう。
植物から環境をみるものさしとして、環境省が昭和54年(1979年)に設定した区分があります(1979年なんていまから30年も昔!でも、いまでも正式に通用する区分なんだ)。
それは、生育する植物の種類とその分布に基いて決めた「植生自然度(しょくせいしぜんど)」という考えです。
植生とは、少し難しいけど「ある植物の種類で特徴づけられた植物のまとまり(集団)」と言えます。
例えば、里山の雑木林で、コナラという樹木が一番大きく、しかもたくさんあり、その雑木林の「植物のまとまり」を特徴づけている(代表する)とすれば、植生は「コナラ群落(ぐんらく)」という名前がつきます(群落は、植物のまとまりを表す言葉)。
環境省の植生自然度は、植物から見た自然の段階を10段階に分けたものです(下記の表を参照)。
一番、自然なものは、自然度10の自然草原と自然度9の自然林、そして一番自然度の低いのは自然度1となっています。
植生自然度の区分
| 植生自然度 | 区分の基準 |
|---|---|
| 自然度10 | 自然植生:草原など一つの種類が多い植生 |
| 自然度9 | 自然植生:ブナ林など多く種類で出来ている植生 |
| 自然度8 | 自然植生に近い再生林(自然に戻る手前の植生) |
| 自然度7 | 再生林(二次林・代償植生):里山などの雑木林 |
| 自然度6 | 植林地:スギなど人が植えて管理する林 |
| 自然度5 | ササやススキなどの背の高い草地 |
| 自然度4 | シバなどの背の低い草地 |
| 自然度3 | 果樹(くだもの)、クワ畑、茶畑などの畑 |
| 自然度2 | 畑、水田などの農地、緑が多い住宅地 |
| 自然度1 | 市街地などの植物のまとまりがほとんどない場所 |
表現は、作者が簡単に書き直しています。環境省発表の資料は、自然環境保全基礎調査植生調査を見てください。
さて、この表を見て、みなさんのまわりの環境は、植生から見ていったいどんな自然度だろうか。
雑木林のある自然度7だろうか、スギ林のある自然度6だろうか、梨園やブドウ畑のある自然度3だろうか、または水田の多い自然度2だろうか、それとも私が調べた葛飾区の街なかのように自然度1だろうか。
このサイトは、青森や北海道の人も見ているから、もしかするとめぐまれたブナやミズナラの林がある自然度8の植生がある環境かもしれない。
ちょっと難しい話しが多いけど、ここまでの説明で興味をもってもらえたら、一度、自分のまわりの植生自然度を調べてみるとおもしろいと思います。
- 近くに植物のまとまりはあるか、それともないか
- どんな植物のまとまりがなのか、林?草地?畑?・・・・
- 人の利用している度合いは?
- そして植生自然度のどのランクに当てはまるのか推定してみる
- その植生は地域のなかでどんな歴史をもっているのか
- その植生は、今後なくなってしまうものか、あり続けるものか
- その植生は保護がされてきたのか、する必要はあるのか
などなど、植生について観察し、そして推定してみる。さらに想像してみよう。
実際に見た結果を資料と比べてみよう
それでは、次に自分たちが調べた結果と環境省が調べた「緑の国勢調査(自然環境保全基礎調査)」の資料を比べてみよう。
ここで使う資料は、「植生図」という植生の分布(広がりや位置)を表した地図です。
この植生図は、環境省の生物多様性情報システムの植生調査情報提供ホームページというサイトで公開しています。
調べ方は、このホームページの日本地図から地方名や都道府県別で、探せるようになっています(ちょっと使いづらいのが残念)。
まだ、全国の半分くらいしか公表されていないけれど、運よく自分の住む地域が公表されていれば、植生の名前や種類と分布、植生自然度が見ることができるので、実際に自分が見た植生の正しい名前や分布がわかります。
自分の住むところだけではなく、隣りの知っている地域やおじいちゃんやおばあちゃんのところなど、行ったことのある地域の植生を見たり、比べたりしてみるという使い方もできます。
どうだろう、ここまで調べてみることができるかな。
実は、紹介した方法は、実際に専門家が行う方法と同じなんだ。環境省の植生図も専門家が必ず確認する重要な基本情報です。
興味があれば、ぜひやってみてください。
Yahooキッズ・キッズgooで、見にきてくれたみなさんへ
ここまでの植物を使った地域の自然度の調べ方に、興味をもってくれればとても嬉しいでです。
実際にやってみてわからないことがあれば、どんどん質問してください。
また、生き物と自然環境などについて、
- 調べていること
- 調べたけれどわからないこと
- このサイト内の言葉でわからないこと
- こんな情報がほしい
- これを調べてほしい
といったことがあれば、ぜひ連絡ください。
このサイトは、地域情報サイトですが、生き物と自然環境に関するサイトでもあります。
みなさんの意見をお待ちしています。
- アンケート
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連絡・質問などは、下記のフォームに記入してくだい。- フォームは、あなたの個人情報を記入するところは無く、個人情報はいっさい収集出来ません。
- 強固なSSL情報保護フォームなので、通信中に誰かに閲覧や改ざんされることはありません。
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